- kindleペーパーバックと電子書籍の違いってなに?
- ペーパーバックにはどんなメリットがあるの?
- ペーパーバックの活用方法が知りたい!
こんな疑問に答えます。
こんにちは、カンです。
この記事を書いている僕は、Kindle出版歴が1年半になり、Kindle出版に関しては下記の実績があります。
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自分でも本を書いたり、Kindle出版コンサル、サポートもやっているので、かなり経験はある方です。
この記事では、Kindle出版のペーパーバックと電子書籍の違いを中心に、ペーパーバックのメリットや活用法、ペーパーバックの作り方を解説していきます。
- Kindleの基礎をガッツリ学びたい
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このように悩んでいませんか?
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目次
Amazon Kindle出版のペーパーバックについて
Amazon Kindleで作成できるペーパーバックとは、ソフトカバー本とも呼ばれるシンプルな作りの紙の書籍のことです。
Amazonでは、ペーパーバックの作成にオンデマンド印刷(POD:プリントオンデマンドともいう)という方式を採用しています。
オンデマンド印刷は、「注文を受けてから必要な数だけ印刷する方式」となるため、事前に本を印刷して在庫として持っておく必要がありません。
そのため、製本のための初期費用が必要なく、在庫リスクも考えなくてよいので、誰でも気軽に紙の本を出版できます。
Kindle出版であれば、KDP(Kindle Direct Publishing)から、電子書籍と同じ感覚で誰でも気軽にペーパーバック出版が可能です。
電子書籍として出版した本のペーパーバック版を作ることや、ペーパーバックとして紙の本だけを出版することもできます。
Amazon Kindleのペーパーバックと電子書籍の違いとは
Kindleのペーパーバックと電子書籍の違いについて、下記の3つを解説します。
- ロイヤリティの違いについて
- ペーパーバックの印刷コストとは
- 本の見せ方(デザインの方向性)が異なる
それぞれ解説します。
ロイヤリティの違いについて
ロイヤリティとは、本の販売価格から得られる著者の印税収入のことです。
ペーパーバックと電子書籍では、ロイヤリティ設定に違いがあるため解説します。
Kindleペーパーバックのロイヤリティ
ペーパーバックのロイヤリティは60%です。
単純な計算ですが、1,000円で本が売れた場合に著者が得られる印税収入は600円になります。
後述する電子書籍のように、ロイヤリティ設定の選択肢やKDPセレクトへの登録といった要素がないため、ペーパーバックのロイヤリティ設定は非常に単純です。
ただし、ペーパーバックでの出版の際には、本の製本代(印刷コスト)がかかり、その金額は著者の得るロイヤリティから支払う必要があります。
電子書籍のロイヤリティ
電子書籍のロイヤリティは、35%または70%のどちらかです。
カンタンな例をあげると、下記のようになります。
- 35%の場合、1,000円で本が売れると著者が得られるロイヤリティは350円。
- 70%の場合、1,000円で本が売れると著者が得られるロイヤリティは700円。
一見して分かるように70%の方が、明らかに利益率がいいですよね。
この違いは、KDPセレクトへの登録の有無になります。
KDPセレクトとは、Amazonが用意している販促のために利用できる無料のオプションのことです。
KDPセレクトに登録すると、電子書籍の出版をAmazon独占にするかわりに、ロイヤリティ設定70%を選択できるようになります。
あわせてKDPセレクトに登録すると、Kindle Unlimitedの対象本となるため、既読KENP(Kindle Edition Normalized Pages)によるロイヤリティも得られるようになります。
Kindle Unlimitedは、月額制でKindle電子書籍が読み放題になるAmazonのサービスです。
既読KENPとは、Kindle Unlimitedで1ページ読まれると0.5円ロイヤリティが得られる仕組みのことです。
電子書籍は、販売時のロイヤリティと、既読KENPのロイヤリティの2種類があるため、ペーパーバックよりも少しだけ分かりにくいかと思います。
ロイヤリティの詳細は、下記の記事でも解説しているので、こちらもあわせてどうぞ。
ペーパーバックの印刷コストとは
印刷コストとは、ペーパーバックを1冊製本するために必要な印刷費のことです。
印刷コストは、製本に使うインクの種類(黒インク、プレミアムカラーインク)と、本のページ数により費用が変わります。
一例ですが、黒インクで108ページ以下の本であれば、印刷コストは400円です。
ペーパーバックは、「注文を受けてから必要な数だけ印刷する方式」のため、1冊ごとに印刷費用がかかります。
本の見せ方(デザインの方向性)が異なる
ペーパーバックと電子書籍では、読者が本を読む媒体が違います。
そのため、それぞれに適した本の見せ方を考える必要があります。
電子書籍の場合
スマートフォン、Kindle端末、タブレットなどの媒体を使って本を読みます。
その中でもスマートフォンを利用して本を読む方が多いため、スマートフォンユーザー向けに本のレイアウトを考える場合が多いです。
たとえば、「スマホの小さな画面でも読みやすくするため改行を多めに入れる」のは、電子書籍出版ではよく利用するデザイン手法です。
また、電子書籍は上述したとおり、既読KENPでのロイヤリティ収入があるため、読まれるページ数が多いほどロイヤリティ収入を多くできます。
その点からも、読者の読みやすさを考慮しつつも、ページ数をできるだけ増やすという考え方が、電子書籍のデザイン手法では重要な要素となります。
ペーパーバックの場合
ペーパーバックは、電子書籍と違い物理的な紙の本を読者が手にとって読むわけです。
そのため、スマートフォン向けのデザインのように、改行を多めに入れてしまうとスカスカして読み応えのない本という印象をあたえてしまいます。
改行を多めにするよりも、1ページ内に程よく文章が詰まっている方が見た目もよく、読みやすくなります。
またデザイン面では、見開きでページを見た場合も意識するべきでしょう。
さらにペーパーバックの場合は、製本に印刷コストがかかります。
不必要にページ数を増やすと印刷コストが割高となるため、基本はページ数を少なくする方向性で本をデザインする必要があります。
このように電子書籍とペーパーバックでは、本の見せ方の方向性が異なるため作成する種類に合わせてデザインを変えることが大切です。
Amazon Kindleペーパーバックのメリット・デメリット
ペーパーバック出版のメリットとデメリットを3つ解説します。
メリット
- 1冊からリスクなく紙の本が出版できる
- 電子書籍にはない読者ニーズを満たせる
- 紙の本ならではの使い方ができる
デメリット
- 電子書籍より販売価格が高くなる可能性がある
- 印税収入は電子書籍より少なくなる
- 販売した人へ改訂版の内容を渡せない
メリット、デメリットの順番で、それぞれ解説していきます。
ペーパーバックの3つのメリット
1冊からリスクなく紙の本が出版できる
Kindle出版のペーパーバックは、オンデマンド印刷方式で紙の本を出版できます。
出版するにあたり事前に本を製本しておく必要がないので、初期費用や在庫管理コストを考えなくてよいです。
また、Kindle出版で利用するKDPアカウントも、登録や利用に一切料金がかかりません。
ペーパーバック出版を始めるために必要なものは、インターネット回線と原稿作成のためのパソコンだけです。
初期費用ゼロ、在庫リスクゼロ、維持費用ゼロと、リスクなく1冊から紙の本が出版できます。
電子書籍にはない読者ニーズを満たせる
ペーパーバックは、物理的な紙の本として読者に本を提供できるため、電子書籍にはできない読者ニーズを満たせます。
読者のなかには、電子媒体に苦手意識を持っている方や本を誰かにプレゼントしたい方などもいます。
たとえば、「絵本を孫に読んでもらいたいためプレゼントとして贈りたい」と考えている方がいても、電子書籍ではその要望を満たすことは難しいでしょう。
ペーパーバックであれば、紙の本として出版できるので上記の要望を満たすのはカンタンです。
ペーパーバックで出版を行えば、このような電子書籍では難しい読者ニーズを満たすことができます。
紙の本ならではの使い方ができる
Kindle出版でペーパーバックを出版すると、KDPの機能から「著者用コピー」を使って自分の本を自分で購入できます。
著者用コピーとは、「印刷コストと送料のみ」つまり原価で本を購入できる方法のことです。
著者用コピーで、自分で本を購入すれば、手元に自分の本を物理的に用意できるため対面での直接販売もできます。
たとえば、お店を経営している方であれば、レジの横に出版した本を設置しておけば来店した方に直接本を見てもらう機会を作れますし、そのまま購入してもらえるかもしれません。
物理的に置いてある本のインパクトは、やはり大きいです。
対面展開できる場合は、本を見て触ってもらえるという紙の本ならではの強みを活かす使い方ができます。
ペーパーバックの3つのデメリット
電子書籍より販売価格が高くなる可能性がある
ペーパーバックは、1冊ごとに印刷コストがかかります。
印刷コストは、著者が得るロイヤリティの中から払わなければいけません。
印刷コストは、インクの種類やページ数により金額が異なりますが、一番安い黒インクの組み合わせの最低ページ数でも費用が400円ほどになります。
そのため必然的に本の販売価格の最低金額が底上げされるので、電子書籍よりペーパーバックの販売価格は高くなるケースが多いです。
仮に印刷コストが400円だった場合を考えてみましょう。
販売価格の60%(著者ロイヤリティ)で400円を賄う必要があるため、「400÷0.6=667」つまり667円が最低販売価格になります。
一般的にKindleの電子書籍は、相場が400~500円前後が多いです。
比較してみると、最低価格の時点で電子書籍よりも販売価格が高くなるのが分かるでしょう。
印税収入は電子書籍より少なくなる
上述したとおりに、ロイヤリティの中から印刷コストを支払うため、同じ販売価格の場合は、印税収入は電子書籍よりも少なくなります。
例として電子書籍とペーパーバックを、それぞれ1,000円で販売した際のロイヤリティを見てみましょう。
電子書籍のロイヤリティは70%の設定とします。ペーパーバックは60%です。
ペーパーバックの印刷コストは400円とします。
電子書籍の場合は、「1000×0.7=700」。
700円がロイヤリティとなり、そのまま著者の印税収入になります。
ペーパーバックの場合は、「1000×0.6=600」。
600円がロイヤリティとなりますが、その中から印刷コストを支払うため「600-400=200」、つまり最終的な著者の印税収入は200円です。
このように同じ金額で販売した場合、ペーパーバックは印刷コストがかかる分、著者が得られる印税収入が電子書籍より少なくなります。
販売した人へ改訂版の内容を渡せない
Kindle出版する本は、電子書籍でもペーパーバックでも改訂版を作って出版申請することはカンタンに実施できます。
電子書籍であれば改訂版の内容を読みたい場合は、読者がAmazonに申請することで最新の書籍を再ダウンロードできます。
しかし、ペーパーバックは物理的な紙の本になるため、購入者が改訂版の内容を手軽にダウンロードして最新にすることができません。
そのため、ペーパーバック出版をする際は、電子書籍以上に本の校正作業を意識して、質の高い状態で出版を開始することが大切です。
Amazon Kindleペーパーバックの活用方法
Amazon Kindleペーパーバックの活用方法を3つご紹介します。
- 読者のニーズに合わせる
- 名刺代わりにつかう
- お店やセミナーで対面販売する
ひとつずつ説明します。
読者のニーズに合わせた対応
読者のなかには、電子書籍や電子媒体自体に抵抗感を持っている方も一定数います。
そのような方は、電子書籍である時点で読書対象から本を外してしまいがちです。
しかし、同じ本がペーパーバックとして販売されていれば、そちらを読んでみようかなと考えてくれる可能性があります。
そのほか、本をプレゼント用途で利用する方も多く、そのような場合は電子書籍よりもやはり紙の本の方が喜ばれる可能性が高いでしょう。
一部のノウハウ本、たとえば料理レシピなどは、パラパラとめくって、その日の献立を考えたりするケースもあると思いますが、そういった場合は、紙の本の方が使い勝手がよいですよね。
ペーパーバックであれば、こういったユーザーニーズに合わせた本を出版できます。
名刺代わりにつかう
ペーパーバック出版した本を、著者用コピー(著者が原価で購入できる)で購入して手元に持っておけば、セルフブランディングの一環として本を活用できます。
個人でビジネスをしている場合に、名刺代わりに本を渡してみたらどうでしょうか?
かなりインパクトがありますよね。
たとえば写真家の方であれば、自身の写真集を作り、本を名刺代わりにお渡しすれば、どのような写真を取っているのかも伝わりますし、本を出版しているという権威付けとしてもアピールできます。
ペーパーバック出版した本は、自分を表現するためのツールとしても利用できるわけです。
お店やセミナーで対面販売する
物理的な紙の本を用意できるため、店頭やセミナーでの直接販売ができるのも、ペーパーバックの活用事例といえるでしょう。
ショップでレジの横に置いておけば本を見てもらえる機会を自然と増やせますし、せっかく立ち寄ってくれた方に、お店の魅力をプラスして伝えるツールとして活用できます。
セミナーなどを開催している方であれば、会場で本を販売すれば本を出版しているというイメージ戦略にもなります。
来場者の方もセミナー直後は、モチベーションも高いので購入してくれる可能性も高いですし、本の中でもうひと押し訴求できればファン獲得にも繋がるでしょう。
対面販売は、自分の魅力を伝える最大のチャンスなので、ペーパーバック出版という紙の本の持ち味を活用していきましょう。
Amazon Kindleペーパーバックと電子書籍はどちらがよいのか?
ペーパーバックと電子書籍は、どちらがよいのか?
気になる方も多いと思いますが、結論を言えば「両方出しましょう!」です。
ペーパーバックも電子書籍もリスクなく始められますし、両方だせばビジネス展開の幅をより広げられます。
ただ、ペーパーバックと電子書籍では、本の見せ方(デザインの方向性)が異なる部分もあるので、両方同時に作るのは意外と手間がかかるとも思います。
そこで基本的には、まず電子書籍版で本を出版するのがオススメです。
電子書籍版を作って出版してみてから、売れ行きの良い本をペーパーバックで出版して顧客層を広げる形がシンプルに分かりやすい展開方法です。
もちろん、いきなりペーパーバックだけ出版することも可能なので、どちらかにこだわらずに、自分にとって都合の良いやり方で活用していきましょう。
Amazon Kindleペーパーバックを作成・出版する方法
Kindle出版でペーパーバックを作成して出版するには、以下の手順で作業を進めればOKです。
- 出版したい本のサイズを決める
- 原稿を作成する
- 表紙を作成する
- KDPでペーパーバックの出版申請を行う
順番に解説します。
STEP1:出版したい本のサイズを決める
ペーパーバックは紙の書籍を作るため、まずは出版したい本のサイズを決めることが重要です。
なぜなら、原稿や表紙のサイズは、出版する本のサイズにより変わるからです。
実際に1ページに表示できる文章の量は、A4サイズとB5サイズでは大きく違います。
後追いで本のサイズを変更すると、文章レイアウトが大きく崩れるので調整作業に手間がかかります。
まずは、出版したい本のサイズをしっかりと決めておきましょう。
STEP2:原稿を作成する
本のサイズが決定したらそれに合わせて原稿ファイルのレイアウトを設定しましょう。
1ページの大きさ、余白のサイズを設定していき、そこから執筆作業を開始します。
原稿執筆の手順自体は、電子書籍と違いはないため、まずは原稿執筆を完了させましょう。
原稿ができたら校正にはいりますが、その際は「左右どちらのページになるのか」「見開きでどう見えるのか」といった本文のレイアウトも意識して調整を進めます。
STEP3:表紙を作成する
表紙作成は、原稿完成後に作業を行いましょう。
理由は、表紙デザイン(主に背表紙)が本のページ数により変化するためです。
原稿の執筆と調整ができたら、本のページ数も決まります。
紙の質やページ数が決まったら、Amazonが提供している「印刷用の表紙計算ツールとテンプレート」を使って表紙用のテンプレートを作りましょう。
テンプレートに合わせて、表紙画像のサイズ等を調整して表紙を準備しましょう。
STEP4:KDPでペーパーバックの出版申請を行う
原稿データと表紙データが準備できれば、あとはKDPでペーパーバックの出版申請を行えば完了です。
KDPで、本の情報、価格設定を行って、問題なければ出版申請を進めましょう。
出版申請後にAmazon側の審査があるので、完了を待って出版開始のメールがくれば実際にペーパーバックが出版開始となります。
ペーパーバックの出版方法の詳細は、こちらの記事でも詳しく解説しているので合わせて読んでください。
まとめ
本記事では、ペーパーバックと電子書籍の違いとともに、ペーパーバック出版のメリット・デメリット、その活用方法について解説してきました。
Kindle出版であれば、ペーパーバックも電子書籍と同様に、リスクなく手軽に出版可能です。
Kindleペーパーバックは、1冊から紙の本が出版できますし、紙の本ならではの使い方でビジネス展開を進められるといった魅力があります。
電子書籍とともに、ぜひペーパーバック出版も実施してみてください。
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