こんな疑問に答えます。
結論から言うと、Kindleを出版しても全く本が売れないことはザラにあります。売れない理由と、売れる本にする方法もこの記事で紹介しますね。
こんにちは、カンです。
この記事を書いている僕は、Kindle出版歴が1年になり、Kindle出版に関しては下記の実績があります。
▶︎Amazon売れ筋ランキング10冠
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▶︎自作・外注共にベストセラー獲得
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自分でも本を書いたり、Kindle出版コンサル、サポートもやっているので、かなり経験はある方です。
こういった背景の僕が、Kindle全く売れない本の理由と売れる本にする方法も教えます。
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目次
Kindle全く売れない本の理由
Kindle出版した本は”売れる本”と”売れない本”に分かれています。
もしも、あなたの本が売れない本だとしたら、それは下記の4つの理由が考えられます。
・売れないジャンルの本
・検索されないタイトル
・目を引かない表紙
・レビューがない
それぞれを詳しく解説していきます。
全く売れない理由①:売れないジャンルの本
出版した本が売れない一番の理由は、ジャンル選びを間違っていることです。
例えば、出版というと小説をイメージする方も多いと思いますが、これは典型的な売れないジャンルの本になります。
なぜ小説が売れないジャンルかというと、無名の個人が発売した小説に興味を持つ人がいないからです。
出版社が発売している小説をよく見ると分かりますが、無名の新人がデビューするときは、出版社や書店が「○○賞大賞!期待の新人デビュー」のようにしっかりとした宣伝を行って、著者、本の認知をあげることで、ようやく手に取ってもらえます。
出版社が発売する小説でも、ただ出版しただけでは売ることが難しいことからも、無名の個人が小説を出版しても、買ってもらえないことがお分かりいただけると思います。
Kindle出版は、個人で簡単に本を出版できるため、つい自分のイメージで好きなジャンルの本を作ってしまいがちです。
このようにジャンル選びを間違えてしまうと、売れない本になってしまいます。
全く売れない理由②:検索されないタイトル
検索されるキーワードが、タイトルに含まれていない本は、売れません。
電子書籍は、書店に並ぶ本と違い、書店にフラッと立ち寄った方が、気まぐれに手に取って購入するといったことがありません。
読者に検索してもらい、検索結果に表示させることが必要です。
少し極端な例ですが、ベストセラーで有名な「ハリー・ポッターと賢者の石(J. K. ローリング(著))」。この本が、誰も知らない個人が書いた本だったとして考えてみましょう。
Amazonで本を探す人が「賢者の石」という言葉をキーワードに検索することがあるのか?普通に考えれば、そのような特殊な単語を使って検索する人はいませんよね。
この例のように、誰も検索しないようなタイトルの本は、そもそも探してもらうことができないため、全く売れない本になります。
全く売れない理由③:目を引かない表紙
目を引かない表紙の本は、読んでもらえません。
あなたが本を検索したときに、表示された結果の中で最初に見る場所はどこでしょうか?
ほとんどの方は“表紙”と答えると思います。
読者は、検索結果を流しながら、目にとまった表紙を見て、興味のあるものであれば、ようやく商品詳細を確認してくれます。
この流れの中で、検索結果を見ているときに “クオリティーの高い表紙”と、“素人感が溢れるダサい表紙”が並んでいたら、どちらを手に取るか?
当然、クオリティーの高い方を手にします。
そして、手にした本の内容が、よほど酷いものでない限り、“素人感が溢れるダサい表紙”の本に戻ってくることはありません。
つまり読者の目を引かない表紙は、どれだけ内容が素晴らしいものであっても、読んでもらえない本になってしまいます。
全く売れない理由④:レビューがない
レビューがない本は、売れない本になります。
あなたもそうだと思いますが、Amazonで商品を購入するときは、レビューを確認してから購入しますよね。
ネットで商品を購入する場面では、実際にその商品の良し悪しの判断が難しく、本当に買ってもよいのかが分からないままだと、安心して購入できません。
そこで、ユーザーレビューを確認して、購入するか判断します。
そのときにレビュー内容に、自分にとって必要なものだと分かることが書かれていれば、安心してその商品を購入することができます。
逆にレビューがないものは、「本当に買って大丈夫かな」と不安が消えないため、購入してもらえません。
Kindle本も同じで、読者はその本が自分にとって「有益なのか?」「買って大丈夫なのか?」を判断するためにレビューを見ます。
そのときにレビューがない本は、最終的な購入判断のタイミングで、読者の不安を解消できないため、購入してもらうことができません。
全く売れないKindle本を売れる本にするための改善方法
売れるKindle本にするために、下記の5つの改善を行いましょう。
・売れるジャンルを選ぶ
・SEOを意識したタイトルをつける
・表紙をプロに頼む
・レビューを依頼する
・本を宣伝する
それぞれを詳しく解説していきます。
その①:売れるジャンルを選ぶ
まずは、売れるジャンルをしっかりと選んでいきましょう。
小説や自伝といったジャンルの本は、最初から有名な方でなければ読まれるジャンルではありません。
無名の個人が売れる本を出版するなら、読者が求めるジャンルに寄りそっていくことが必要です。
収益を考えない趣味の出版であればよいのですが、副業を目的としたKindle出版であれば、しっかりと売れるジャンルを意識して本を作りましょう。
では、どんなジャンルが売れるのかというと、
・ノウハウ本
・体験談、経験談
・お悩み解決系
これらのジャンルになります。
Kindleで本を読む読者の多くは、自分の悩みや課題を解決したいと考えています。
そうした方に向けて、あなたの本を読むことで課題が改善されて、良い方向に進みますということが伝わる本を執筆すれば、売れる本になります。
ただし、このジャンルを選べば、どんなテーマでも売れるというわけではありません。
たとえば、柔術についての詳しい本を書いた場合、ターゲット層が、かなりニッチになってしまい、多少は売れても大きな収益になるケースは少ないです。
それよりも、筋力トレーニングをメインにした本を出版した方が、ダイエット目的の人や運動不足を解消したい人と、幅広い層を対象に取れるため、売れるチャンスを広げることができます。
人間の悩みについては、HARM(ハーム)の法則という有名な法則があるので、それを意識しながら、売れるジャンル、テーマを選ぶことを意識しましょう。
HARMの法則の概要は、下記のとおりです。
H→Health(健康):健康・メンタル・美容
A→Ambition(夢):将来・キャリア
R→Relation(人間関係):結婚・恋人・会社
M→Money(お金):給料・資産
人間の悩みは、分類するとこの4種類になるという法則です。
以下の記事で稼げるジャンルを紹介しているので、合わせてどうぞ。
その②:SEOを意識したタイトルをつける
読者の検索結果に表示させるため、SEOを意識したタイトルをつけましょう。
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称です。
ブログで、「自分のコンテンツが検索されたとき、上位に表示されるように、キーワードを選定して、タイトル、見出しをつけましょう」という説明で目にすることが多いと思います。
SEOを意識すると言われると、「なんだか難しそうだ」「自分には無理だ」と考えてしまう方もいますが、Kindle出版では、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。
Kindle出版のSEO対策は、下記の3点を意識して設定しましょう。
・タイトル
・サブタイトル
・KDPで設定するキーワード
Kindle出版された本を見ていると、タイトルだけ設定して、サブタイトルをつけていない方もいます。それでは、検索結果に表示されにくく、読まれにくい本になってしまいます。
サブタイトル、KDPのキーワードも使って、読者が検索しそうなキーワードをつけておく。これだけで、十分な効果が期待できます。
検索されやすいキーワードの考え方は、広く検索されるキーワードを盛り込んでおくことです。
例として、ライティング技術のノウハウ本を作る場合を考えてみましょう。
Webライターを目指す人に、ライティング技術のノウハウを使えたい場合、本のタイトルを「ライティング技術入門」としておけば、「ライティング」をキーワードに本を検索してもらうことができます。
それに加えて「副業」というキーワードを「サブタイトル」または「KDPキーワード」として追加しておきます。
こうすることで、「ライティング」だけでなく「副業」を探している人の検索結果にも表示されることになるので、そこからWebライターという副業がある事を知ってもらうことで、その人に本を読んでもらえる機会が生まれます。
本のタイトルだけで、検索キーワードを補足するような言葉をすべて盛り込むことは難しいため、「サブタイトル」「KDPキーワード」を利用して、あなたの本がより多くの人に検索されるように設定しておきましょう。
Amzon SEOについては、以下の教材で詳しく紹介しているのでオススメです。
ライバル不在の舞台で闘わずとも勝利する【Kindleクリティカルマーケティング】
その③:表紙をプロに頼む
表紙はプロに頼んで、クオリティーの高いものを用意しましょう。
デザイン性の高い表紙は、それだけで読者の目に止まりやすくなります。
読者の目を引き留めて、表紙から本で得られる情報の価値を伝えることができれば、商品購入ページに進んでもらえるチャンスを増やすことができます。
ベストセラーの本などを確認してみてください。売れている本は、すべてパッと見た瞬間に、内容がわかるデザイン性の高い表紙だと分かります。
こういった表紙を参考にして、自分の本の表紙をデザインしましょう。
そうは言っても「デザインなんてやったことない」「自分にはセンスがない」という方がほとんどだと思います。
そこで、本の表紙はプロに依頼することをおすすめします。
Kindle本の表紙作成は、ココナラであれば2,000~5,000円で依頼できます。
表紙に含めたいタイトル、どの層をターゲットにしているかのイメージを伝えることで、内容に合ったクオリティーの高い表紙をプロに作ってもらうことができます。
注意点は、依頼する担当者によって、デザイン修正の回数、デザインイメージの提出が必要などサービス内容に違いがあるので、よく確認して依頼をしましょう。
売れる本を作ることで、外注費は回収できます。妥協せずに良い表紙を準備しましょう。
売れる表紙を作成する方法は以下の記事でも詳しく解説しています。
その④:レビューを依頼する
家族や友人、SNSでお願いできそうな知り合いに声をかけて、本のレビューをしてもらいましょう。
本のレビューは、何もしないと想像している以上に誰もつけてくれません。レビューされるのを待っていては、いつまで待ってもレビューは増えません。
既にファンがついている方でも、特典を付けるといった読者へのメリットと合わせて、感想をお願いするといった努力をしています。
Kindle出版したばかり、出版したけれど、誰にも読んでもらえていないということであれば、多少泥臭くても自分からレビューを集めていきましょう。
知り合いに頼んでレビューを集めるのは「不正なのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、レビューのお願い自体は、Amazonでも公式に認められているので安心してください。
以下はAmazonカスタマーレビューの抜粋です。
—
利用者が求めているのは公平なカスタマー レビューです。知人などに自分の作品を読んでその本の詳細ページにレビューを投稿するよう勧めること自体は、特に問題ありません。
—
amazonカスタマー レビューより
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G202101910
ただし、Amazonが重要視しているのは公平なレビューです。レビューのお願いをすることは問題ありませんが、内容にあっていない過大な評価を強要するのはNGです。
過大な評価は、本の信頼性、著者の信頼性を損ねます。そういったことが無いよう、しっかりと本のクオリティーも上げて、レビューを貰いましょう。
その④:本を宣伝する(最初の1か月が勝負)
本を出版することを決めたら、しっかりと宣伝しましょう。
特に発売から最初の1か月はAmazonも新刊書籍として優遇してくれます。
この時期にどのくらい多くの人に読んでもらえるかで、長期的に売れる本になるかが決まります。
その1か月の期間を最大限に利用するために、本の出版を決めたら、Twitter、YouTubeといった自分で利用できるものは全て使って、ガンガン本の宣伝をしていきましょう。
宣伝するタイミングは、
・本を出版することを決めた時
・執筆過程
・発売日直前
・発売日
・発売後の状況
と繰り返して告知していくことで、沢山の人に情報が届くようにしてください。
Kindle出版でベストセラーを取得している方は、必ず行っている販売戦略です。
本を売るためにも、しっかりと自分の本をアピールしていきましょう。
まとめ(Kindle全く売れない本の理由【売れる本にする方法も教えます】
個人で、手軽に本を出版できることがKindle出版の魅力です。
気軽に出版できることから、Kindle出版をする方も増えています。しかし、そこには“売れる本”と”売れない本“の明確な差が出ています。
この記事では、売れない本の特徴と、売れるための改善方法を解説してきました。
売れる本にするために、下記の5つの改善点を意識しましょう。
・売れるジャンルを選ぶ
・SEOを意識したタイトルをつける
・表紙をプロに頼む
・レビューを依頼する
・本を宣伝する(最初の1か月が勝負)
これから出版する本はもちろんのこと、既に出版した本でも気軽に修正できるのがKindle本のメリットです。
ぜひ、5つのポイントを意識して売れる本を作ってください!
以上です!
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